１月２６日（金）は、甲南幼稚園から歩いて甲南女子大学の里山へ耐寒遠足に行きました。
長距離を歩く遠足ですが、子どもたちはとても楽しみにしていました。それは、子どもたちがこの１年親しんできた“おばけちゃん”が関わっていたからです。
 
　ある日、おばけちゃんから「ぼくたちのお山に遊びに来て！」という手紙が届いたことから始まりました。
「お山ってどこだろう？」「六甲山？」「富士山？」みんなで考えましたが、おばけちゃんに聞いてみよう！と言うことになり、おばけちゃんに手紙を書きました。
すると地図が届き、その後は、毎日いろいろな目印の写真が届きました。
「この順番に行ったら着くんじゃない？」と大興奮の子どもたち。
また、二駅分も歩くことに「大丈夫！」「鍛えておくよ！」とやる気満々な子どもたち。
期待が膨らむ中、当日を迎えました。
 
　当日は、登園後すぐに出発し、山道までは、いろいろなお店の横を通り、周りを見ながら楽しそうに歩く姿が見られました。
そして、お山の入り口に到着！おばけちゃんから届いた目印を見つけ、大興奮の子どもたち。その後も次々と目印を見つけ、勢いよく頂上まで上がって行きました。頂上にはおばけちゃんの家なのでしょうか、藁の家があり、そこにはたくさんのおばけちゃんがいたのです。とても嬉しそうな子どもたちでした。頂上に着いてからは、お弁当を食べ、葉っぱがいっぱいの斜面でどろどろになりながら楽しく過ごしました。
　甲南女子大学のボランティア部の4人のお姉さん方も現地で一緒にお弁当を食べて下さり、遊んでくださいました。顧問の先生にもお世話になりました。ありがとうございました。
 
　帰りも、少しずつ表情にも疲れが見られてきましたが、途中で止まることなく最後までしっかりと歩いて帰ることができました。そして、幼稚園に着くとおばけちゃんからみかんも届いており、みんなで味わっていただきました。往路を共に歩いてくださった元甲南女子中高の先生にもお礼申し上げます。
　風が冷たく寒い中ではありましたが、寒さに負けず片道１時間半の道のりを最後までよく頑張って歩きました。この頑張りを糧にして小学校に進んでほしいと思います。